氷見の冬といえば、寒ブリ。「今年はいつ頃来るの?」「豊漁になりそう?」——毎年11月になると、みんなが気になる話題です。
このアプリは、その問いにデータで答えてみようという試み。過去12年分の「ひみ寒ぶり宣言」の記録と、富山湾の海面水温データを重ねて表示します。
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水温が下がるとブリが南下してくる。これは昔から漁師の間で知られている経験則ですが、実際にデータを並べてみると面白いことがわかります。大豊漁だった2013年と2024年、宣言見送りになった2015年——水温の推移パターンがはっきり違う。
「今年の水温は、過去の豊漁年に似ているか?」
この問いに、統計的な類似度で答えるのがこのアプリの核心です。ピアソン相関係数を使って、今年の水温パターンを過去12年の各シーズンと比較。似ている年を自動でランキング表示します。
もちろん、漁獲量は水温だけで決まるものではありません。潮流、天候、漁場の条件——たくさんの要因が絡みます。あくまで「参考情報」として楽しんでもらえれば。
目的
寒ブリの来遊時期を海面水温データから分析。観光客の「いつ行けばブリが食べられる?」に答える。
技術
HTML5, Vanilla JS, Chart.js, Open-Meteo Marine API
使用API/データソース
- Open-Meteo Marine API(海面水温リアルタイム+過去データ)— プロジェクト初使用
- 氷見漁業協同組合 公式発表(寒ブリ宣言履歴 2013〜2024年度)
工夫
過去12年の水温推移を重ね描きし、豊漁年を色付き太線、不漁年を破線で表示。今年の水温をリアルタイムで重ねることで「今年はどの年に近いか」が直感的にわかる。寒ブリ宣言日には▼マーカーを配置し、水温と宣言タイミングの関係も可視化。
ひみ寒ぶり宣言 12年の記録
- 2013年度: 11/13〜2/7(62,086本)大豊漁
- 2014年度: 12/25〜2/10(32,395本)
- 2015年度: 宣言見送り(不漁)
- 2016年度: 11/25〜1/31(27,125本)
- 2017年度: 12/2〜2/3(8,058本)不漁
- 2018年度: 12/1〜1/19(14,125本)
- 2019年度: 11/20〜2/1(17,646本)
- 2020年度: 11/21〜2/6(37,593本)豊漁
- 2021年度: 1/6〜1/22(11,013本)異例の遅さ
- 2022年度: 11/26〜1/13(21,740本)
- 2023年度: 12/23〜1/30(47,568本)能登半島地震の影響
- 2024年度: 11/20〜1/20(69,351本)過去2番目に早い宣言


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