なぜ氷見の定置網漁は400年以上続いてきたのか?
その答えの一つが、クロロフィルa。植物プランクトンに含まれる光合成色素で、「海の豊かさ」を測る指標です。クロロフィルa濃度が高い海域ほどプランクトンが多く、小魚が集まり、やがてブリやマグロといった大型魚を呼び寄せます。
JAXA「しきさい」衛星のデータで富山湾のクロロフィルa分布を可視化すると、春のスプリングブルーム(プランクトンの大増殖)がはっきりと見えます。富山湾は深い海底谷から湧き上がる栄養塩が豊富で、日本有数の生産性を持つ海。これが氷見の漁業を支える「海の力」です。
👉 デモアプリを開く https://himi-ai-lab.jp/apps/028_toyamawan_chla/
📱 使い方

- アプリを開くとJAXA衛星のクロロフィルaデータから富山湾のプランクトン分布カラーマップが表示
- 月スライダーで月別の濃度変化を確認し、平均濃度インジケーターで数値を確認
- 「再生」ボタンで1年分の濃度変化アニメーションを再生し、春のスプリングブルームを体感
- 「定置網漁との関係」カードで、植物プランクトン→動物プランクトン→イワシ→ブリの食物連鎖図を確認
- 下部のインサイトカードで「春の大増殖が400年の定置網漁を支えている」という解説を確認
💡 ポイント: 春のスプリングブルームが富山湾の豊富な魚種を支える根拠が衛星データで可視化され、氷見漁業400年の海洋科学的裏付けがわかります。
🎯 こんな人におすすめ
- 富山湾・氷見漁業の科学的バックグラウンドを知りたい方
- 海洋環境・水産資源に関心のある研究者・学生
- 食文化・ブランド魚の産地背景を深堀したいメディア関係者
開発メモ
目的: 定置網漁が続く科学的根拠を、衛星データで可視化する。「海が豊かだから魚が集まる」というストーリーを伝える。
技術: JAXA Earth API for JavaScript v2.0.0, HTML5, Vanilla JS(シングルファイル構成)
データ: GCOM-C SGLI クロロフィルa濃度(CHLA)月別データ。約250mの高解像度で沿岸域のプランクトン分布を把握可能。
工夫: 食物連鎖の図解(プランクトン→小魚→大型魚)を組み込み、データと物語をつなげた。月別アニメーションでスプリングブルームの発生タイミングが視覚的にわかる。


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