クロロフィルaは植物プランクトンに含まれる光合成色素。 濃度が高いほどプランクトンが多く、それを餌にする小魚が集まり、 さらに大型魚が集まる「豊かな海」の指標です。
富山湾は深い海底谷から湧き上がる栄養塩が豊富で、日本有数のクロロフィルa濃度を誇ります。 これが氷見の定置網漁を400年以上支えてきた「海の力」です。
JAXA「しきさい」(GCOM-C)のSGLIセンサーで観測されたクロロフィルa濃度データ。 空間分解能は約250mで、沿岸域のプランクトン分布を詳細に把握できます。 雲がある場合はデータが欠損します。
春(3〜5月)に植物プランクトンの大増殖(スプリングブルーム)が起こり、 クロロフィルa濃度が急上昇。秋には対馬海流の影響で再び上昇。 この季節リズムが富山湾の豊かな魚種の多様性を支えています。